蘭蝶Ⅳ

父「西條家のことも知ってる。

財閥も、組もな。

でも“西條財閥”という印象よりも“西條組”の印象の方が強い。

政治家にとっちゃ、組との接触なんて命取りだ。

だから、桜と椿の接触は相手は絶対拒否するだろう」

蓮「桜を、西條家とは別の人として会わせることって不可能なんですか?」


蓮が、声に微かな希望を織り交ぜて聞く

でも、それにお父さんは首を振って否定した


父「あっちは、西條の人間は全て調べてる。

最近はもう西條の存在なんて気にしてないだろうけど

桜のことは椿の姉だから尚更バレやすい」


蓮「そうですか…」


椿と会うのは難しい

その事実にショックを受ける


…せっかくの、姉妹なのに

こんなこと、あたしが言えることじゃないけど


できるなら、会って姉妹らしいことをしたい

ちゃんと謝りたい

椿のことを思い出したい