蘭蝶Ⅳ

蓮「いっ…てぇ…」

「調子のんなよ糞ガキ」


腕をナイフで切られる

今思えば、あんなのただの脅しだ

その証拠に傷は深くなかった

でも、当時それでも充分痛くて


椿「蓮…!!」

「椿ちゃん?

これ以上お友達を傷つけたくないならついてくるよね?」

蓮「ダメだ…!」


俺のことなんて気にするな!

そう言いたかったのに


椿「ごめ…なさっ…

もう…傷つけないで…!」

「もの分かりの良い子だね。

さあ、行こう」

蓮「椿…!」


そのまま、椿は連れて行かれ


俺は、どうすることもできなかった

ただ、椿が連れ去られるのを見てることしか