蘭蝶Ⅳ

蓮「椿と何か約束してんの?」

桜「…うん。

ここ(西條家)に来たときにね?

あたしが椿を絶対守るって。

ここにいる限り、絶対安心だって。

そう約束したの。

でも…」


あたし、その約束守ってあげられないかもしれない


そう言って桜は悲しそうに笑った

そんな桜の背中をポンポンと叩く


正直、どうしていいのか分からなかった


しばらくして


桜「…蓮、ありがとう。

もう大丈夫」

蓮「そっか」


そう言った桜は、まだ大丈夫に見えなかったけど

俺にはどうすることもできなかった


それから、桜は毎日どこか怯えながら過ごしていた

きっと、いつ椿を連れ戻されるか不安なのだろう

そして、椿が連れ戻されるくらいならあたしが行く

そう思ってるだろうことも予測できた