蘭蝶Ⅳ

桜「だって瑠季さんのせいでここにいるんだし?」

千夏「これで瑠季先生の肩もつ必要ないよね」

楓「残念でした~」


瑠季「何だよそろいもそろって俺を恨みやがって…!」


こうなったのにはわけがある

集会が始まる前に遡ること数十分前――――



隼人「集会か~。

校長の話し長いしめんど~」

拓斗「だな。サボるか?」

爽「せんせーい!」


ということで、屋上でサボるつもりだった

そこに―――


瑠季「何やってんだ?」

「「「ゲ」」」


瑠季さんが現れたとたん、皆

『マズい』という顔になる


瑠季「ふぅーん。へぇーえ。ほっほー」


そんなあたしたちを見て、瑠季さんはニッコリ笑う


瑠季「サボんなよ」

「「「…………」」」


やっぱこうくるか……

普段ならサボっても瑠季さんは文句言わない(瑠季さんの授業以外なら)