「今更・・・」
竜くんは、土下座する神崎から視線をそらす。
ダメだよ、竜くん、
またここで逃げたら、ダメだよ・・・
竜くんは、私の顔を見て察したのか、
頭をすこしかいて、再び神崎を見る。
「海斗・・・頭をあげろ。」
「竜・・・」
「頭をあげて、本当のことを話してくれ。
頼む。」
竜くんは、頭を下げる。
「竜くん・・・」
神崎は全てを話した。
試合前、神崎は偶然、
竜くんの次の試合相手と、数人の不良が話してるのを聞いてしまったらしい。
竜くんに怪我を負わせて、試合に出場できなくしてほしいと。
それを聞いてしまった神崎は、怒りのあまり、そこにいた奴らを殴ってしまったらしい。
今思えば、それ自体罠だったかもしれないと。
神崎と竜くんを落としいれるための。
竜くんは、泣いていた。
そして、神崎も泣いていた。
きっと2人は、また幼馴染・・・
親友に戻れるよね?
