数十分後、
圧倒的な人数の差により、ACEのメンバーはほとんどやられ、
残るは秀太郎のみとなっていた。
「さすがNo.2。
簡単には倒れないみたいだね。」
男は秀太郎の頬を殴る。
秀太郎自身、何度も殴られていて、さらに一人で何十人とやっているので、体力は限界にきていて。
ついふらついて、地面に手をついてしまう。
「くっそ・・・」
「早く、くたばれ。」
男は、床に転がっていた金属バットを拾い上げる。
「ここらへんで、蹴りつけようか・・・」
男は高く、バットを振り上げる。
がしかし、振り下ろす前に、倉庫の扉が勢いよく開けられる。
「あんた、僕の大切な仲間に何してくれてんの?」
「の、ノブっ!?」
そこには、パーカーを被った、頼の姿。
「やっとトップのお出ましか。」
男は、舌なめずりをし、ニヤリと妖しく頬笑む。
「馬鹿っ、なんで来たんだよっ」
秀太郎はふらつきながらも、立ち上がる。
「僕は止めたんだからね!!
卑怯な手使ってきたのは、こいつの方だからね。」
頼の後ろから、侑哉が入ってくる。
「理系の僕に、思いっきり文系の問題出してくるとか、卑怯。」
侑哉はブツブツと、そんなことを呟いている。
「ACEのトップさんよー。
今だぜ?降参するなら」
男はバットを握り直し、そう言う。
「降参・・・?」
頼は、ニヤリと口角をあげ、そして、叫ぶ。
「来いよっっっ!!」
