秀太郎たちが出て行って、数十分がたった。
「ねぇねぇ、侑哉くん。」
「やだ。」
「お願い!」
「やだ。」
「私も竜くんを助けに」
「もうっ、ひつこいなぁっ!!
あんたを行かせたら、僕が秀太郎に怒られる!
大丈夫だよ、秀太郎強いから。
今頃もう助けてるよ。」
「でも、CHESSって、強いんでしょ?」
「・・・」
侑哉くんは、黙ってしまう。
きっと、侑哉くんも心配なんだ。
「ねぇ、侑哉くんって何歳なの?」
「16。」
「私より年下なんだね!」
「でも、
ここは僕のが上だよ。」
侑哉くんは自分の頭を指さしながら言う。
「じゃあ、私が問題出すから、それに答えられなかったら、私を行かせて?」
侑哉くんは、しばらく考えて、首を縦に振った。
