翌日 (土) 研究所
『こんにちはー。』
「こんにちは、マリちゃん。」
イケメン博士が挨拶を返してくれた。
「こんにちは。マリちゃん。
圭子さん、どう?」
浅野さんが尋ねる。
『ちょっと危ないです…』
「えっ?どうしたの?」
『なんか、昨日もう一度未来をみたんです。そうしたら、結婚式無事だったので、期待できるって言ったんですけど、
その言葉で、安心しちゃったみたいで…』
あたしの顔は暗くなる。
「あら、大変ね。もう明日なんでしょう?」
『はい…』
あたし、余計なこと言っちゃったかも…
向いてないのかも、この仕事…
「大丈夫だよマリちゃん!」
この妙にハイテンションな声は…



