これで告白しなくてすむ♪


安心していると、朱里が………


「…翔輝くんに言いに行こうかな。」


「え!?」


「だって幸望に負けたんだもん!!」


それは理由になってないよ、朱里ちゃん。


「もー。

 言い出したのは朱里なんだから!」


私がそう言うと、


「悔しいーーーー!!!!!!!」


と、朱里が叫んだ。


……授業中だったことを忘れて。