「朱里っ!!」


振り返ると朱里がのぞき込んでいた。


「幸望、どうしちゃったの!?」


「わ、分かんないよ………」


今回のテストは平均点が43という、いつもより低い点数。


そんな中。


古典が苦手な私が86点なんて………!


「幸望に3点負けた………」


朱里が肩を落とす。


「やったー!♪」


勉強がんばってよかった!