久しぶりにこんなに泣いたな、と客観的な意見に、
自分の冷静さが戻って来たことを確認する。
「てか……」
「……亮くん?」
「幸望りん超可愛かった!」
「「は?」」
「え?」
可愛かったって、どういうこと?
「ちっちゃい子みたいで可愛かった〜♪」
よしよし、と言いながら私の頭を撫でる亮くん。
ちっちゃい子みたいって……
「亮二マジでKY」
「…ロリコン」
「ロリコン!?幸望りん一個下だよ!?」
「…ロリコン親父」
「翔と歳変わんないじゃん!!!」
「ロリコン親父うける(笑)」
「奏多まで!?」
「プッ………」
「「「え?」」」
「あはは……ロリコン親父って……!」
目に涙を溜めながら笑う私を見て、
ホッと一息つく先輩たち。

