「れ、恋愛関係になんかなったりしないよ!?4人とも私の大切な仲間だし…」
「大切なんだ」
朱里の言葉に頷く。
「あ、あのね?みんなに聞きたいことがあるんだけど…」
「なになに?」
「…作詞、することになって。ラブソングを作ろうと思ってるんだけど…。なかなか作れなくて。だから、みんなの恋愛話聞きたいなあって!」
私はそう言って、顔の前で両手を合わせる。
「お願い!協力して!」
「…仕方ないね♪」
「だな」
「たーっくさんあるよ?」
「むしろ惚気聞いて〜♪」
麻衣ちゃん、ハル、智ちゃん、朱里がそう言ってくれた。
「ありがとう…!」
えーっと、まずは……
「恋してる時って、どんな気持ちになるの?」
私の質問に、絶句する4人。
…何かおかしなこと聞いた?
「…幸望ちゃん、そこからなんだ」
「だから翔輝くんと別れたのね…」
麻衣ちゃんと朱里がため息をつく。
「もう!私のことはどうでもいいから教えてよ!」
「んーとね〜。恋って、すごく楽しいものだよ」
そう言ってニコッと笑う智ちゃん。

