「ね、幸望。私たちに話してごらん?少しは気が楽になると思うよ?」
朱里がそう言うと、みんながうんうんと頷く。
「ほら、さっさと吐けよ」
「ハル……」
事情聴取じゃないんだから…
「みんな、ありがとう。……実は………」
それから私はバンドの打ち上げがあった日の事を話した。
翔輝に怒られたこと。
むかついて私もキレたこと。
家出したこと。
昨日の事。
「…というわけで…。」
「なるほどね~」
朱里が頬杖をつきながら言う。
「ドロドロしてるな~」
とハルが言う。
「で、幸望ちゃんは、自分の気持ちが分からないんだ」
智ちゃんの言葉に、頷く。

