「「「キャーーーーーー!!!!」」」


そんな歓声が聞こえて目を開けると、


黒団のみんなが大声をあげて喜んでいる。


「幸望ーー!!

 やったなー!!!」


横からハルが私に抱きついてくる。


「幸望ちゃん!!」


「青山ーーー!!!」


智ちゃんと岸本くんも、抱きついてくる。


「黒団の団長は前に出てきてください!」


司会の人に言われ、私は前に出た。


校長先生が立っている台の上にのぼって、


賞状と優勝カップを受け取る。