私は必死で泣くのを我慢して、先輩たちを見た。


「「「「ぷっ」」」」


「えっ!?」


いきなり笑い出す先輩たち。


「な、なんですか!?」


「ゆ、幸望りん……(笑)

 すごい顔になってるよ(笑)」


「!?」


「ククっ…おもしろ……」


「翔がツボった(笑)」


「めずらしい(笑)」


いつまでたっても笑いが止まらない翔先輩。


「もう……」


すこし頬を膨らますと、翔先輩が笑いながら私の頭に手をのせた。


「悪い」


「絶対悪いって思ってないでしょ……」


「ククっ…」


「あ、また笑った!!!」


翔先輩ひどい……


「幸望ちゃん、翔、ケンカは後でね」


みっくん先輩にそう言われ、私は仕方無く前を向く。


…まだ翔先輩は笑ってるけど。