そう言われると反論出来ない。
学校で話すとか、めったにないもん。
私も恥ずかしいし、翔輝も学校じゃ素っ気ないし…
「家では?一緒に住んでるんでしょ?」
麻衣ちゃんがそう尋ねる。
3年になったときに、この4人には翔輝との関係を話した。
一年間一緒にいて、信頼できるって思ったから。
「家では普通に話すよ?」
「ちゅーとかする?♪」
と、智ちゃん!?
「え、っと、それは………」
「幸望ー、勿体ぶらないで言えよー!」
「幸望ちゃんー!!」
4人から詰め寄られ、思わずお箸で掴んでいた生姜焼きを落とす。
最後の一個だったのに!!

