「……私、冷たい?」


「え?んー…

 幼なじみだし、こんなもんだろって思う時と、

 付き合ってるのにな~って思う時がある」


「そっか……」


みんなに言われたとおりだ……


「まあ、別に気にしなくていいんじゃね?」


翔輝はそう言って、私を抱きしめる。


「……あ、ありのままのお前が好きだし。」


耳元で小さく聞こえる翔輝の声。


その言葉で顔全体の熱が上がったのは、言うまでもない。


「ありがとう………」