私がそう言うと、翔輝はニヤっと笑って、


「"ヤキモチ"って言うんだよ」


と言って、強引に唇を重ねてきた。


「んっ!?」


突然のキスに、息ができない。


何度も何度も角度をかえながら、深くなるキス。


息を吸おうとしても、翔輝が離してくれない。


「……っ…」


もう、駄目。


息がもたない。


そう思って意識を手放そうとした時、ようやく解放された。


「はぁ……はぁ………」


荒い息づかいの私とは対照に、息一つ乱れてない翔輝。


どうしてこんなに余裕なのよ…