まだほんのり顔が赤い翔輝の所に行って手紙を見せると、 急に青い顔をした。 「嘘だろ……」 そう呟く翔輝。 「さすがに今日はちょっと……」 ぶつぶつ言いながらリビングを歩き回る翔輝。 私はとりあえず、夜ご飯の準備をしようと思ってキッチンへ向かう。 炊飯器にはちゃんと研いだお米が用意されているけど、 冷蔵庫にはあんまり食材がなかった。 うーん。 カレーにしようと思ったけど、野菜ないなあ… 「翔輝~買い物行くけど行く?」 私がそう聞くと、翔輝はようやく足をとめて頷いた。