水槽をジッと見てる翔輝の顔が青い光をうけて
キラキラしている。
ドキってするくらい、かっこいい。
「………」
何も言葉を交わさなくても、居心地がいい。
風が通りすぎていくように、時間が流れる。
翔輝の横顔を盗み見ながら水槽を眺めていた。
「幸望、メシ食いに行く?」
しばらくしてから翔輝が言った。
「そういえば、お腹減ってきたかも」
「ん。じゃあ行こっか」
当たり前のように私の手をとって歩き出す。
また、キュンってしちゃった。
さりげない仕草にキュンってして、
また”好き”って気持ちがつもっていく。

