翔輝をチラッと見ると、少し顔が赤い。


そのせいで、私も赤くなってしまった。


「…照れてんの?」


笑いながらそう言う翔輝。


「て、照れるに決まってるでしょ!」


「超赤い」


いつの間にか翔輝の顔は赤くなくて、


私だけが赤くなってる。


「っ/////」


「ほら、行くぞ」


頭をぽんぽんってして、私の手を引っ張って歩き出した。


…さっきから、ドキドキされっぱなしだ。


翔輝って照れ屋なのか照れ屋じゃないのか、


よくわかんない。


でも………


照れ屋な翔輝も照れ屋じゃない翔輝も、


どっちも好きだなあ。