「ひ、暇だよ……?」 「じゃあ、着替えたらリビング来て」 「うん」 バタンとドアが閉まる。 私は急いでクローゼットを開けた。 何着よう… いつも家ではズボンだしなあ…… ワンピース? ロンスカとか? ど、どうしよう!! 「………朱里~!!」 『幸望!?どうしたの?』 「助けて~」 朱里に電話をして助けを求めることにした。 服買いに行ったりするときは、絶対朱里に意見を聞く。 朱里って超おしゃれだしね。