その日から、毎日の日課だった先輩とのメールをやめて、
寝る前に翔輝と15分間話をしてから寝ることになった。
幼なじみで、一緒に住んでるけど、
案外知らないことも多くて。
翔輝の好きな食べ物さえも知らない自分に
すごくびっくりした。
翔輝は私のこと何でも知ってるのにね。
ずっと前から私のことが好きだったんだって。
それ聞いたときは、2人とも赤面。
「…いや、あ、うん……やっぱ忘れて」
髪をくしゃっとして照れている翔輝。
「忘れられるわけないじゃん……」
こんなに嬉しいのに。
私の言葉に、翔輝はさらに顔を赤くした。

