先輩とご飯に行った日に、夢について話していた。
私の夢は、今はなにもなくて、
先輩の夢は、歌手としてデビューすることだった。
でも、両親から反対されているみたいで、
大学はとりあえず親の機嫌をとるためだとか。
それでも、上の方の大学を目指している先輩はすごい。
機嫌とるためだけで、そこまで上の大学なんてねらえない。
夢について語る先輩はすごくきらきらしていて、
いつになく真剣な瞳をしていた。
だから私も、応援しようって決めたんだ。
結果的に、私とのメールがその夢の邪魔をしていたみたいだけど…
でも、これからは絶対に私から連絡とらない。
みっくん先輩のためであり、
翔輝のためであり、
そして、私のためでもあるから。

