みっくん先輩から話をふってくれて、


学祭の事について話していた。


「ほんと楽しかったね」


「はい!もう、先輩が団長さんでよかったです」


みっくん先輩が団長さんだから、みんなついて行こうと思ったと思う。


もし私だったら、絶対無理だったもん。


「いやいや。

 みんなが頑張ってくれたからだって」


少し照れてる様子。


ふふふ、可愛いなあ。


「幸望ちゃんは、来年団長とかしないの?」


「してみたいですけど、私なんかがしていいのかなあって」


「どうして?」


「みっくん先輩みたいに頼りにならないし、

 ずっと笑顔でいるのもきっと出来ないし…」


やりたいけど、私の器じゃ、きっと無理。