どうしようかと、悩んでいると。
「ゆーのちゃーんっ♪」
「わぁっ!?!?」
カチッ。
″送信しました″
「えぇーーーーっ!?!?」
そ、送信されちゃった!!!
「どうしたの?幸望ちゃん」
私に突進してきたのは、麻衣ちゃんだった。
大声を出した私を見て不思議がってる。
「な、何でもないよ!」
「そう?ならよかった♪
麻衣のショートケーキあげる♪」
「ありがとう」
お皿を受け取る顔は、きっとひきつってると思う。
……弁解のメールでも送り直すべきかな。
そう思ったけど、ショートケーキを口にしたら
そんな思いは飛んでいった。

