「みっくん先輩からのメール、意外でしょ?」


笑いながら言う朱里。


「うん。

 もっとクールな感じだと思ってた」


私はそう言って、もう一度メールをみる。


みっくん先輩からの、初メール。


保護しとこっ!


「あの人返信早かったり遅かったりだから、

 幸望も適当に返しといていいと思うよ~」


「いや、でも、先輩だし…」


無視したり、すぐ返さなかったりしたら、


なんだか申し訳ない。


それに、私がすぐ返したいだけだから……