先輩はぎょっとしていたがすぐに呆れた様子で言った。
「…あっそ。じゃあいいよ。やるよ、死の舞踏」
「はい」

私達は死の舞踏の世界へ入り込んだ。
前回よりも全然まとまってる。

やっぱり…今日あそこで弾いてた桜田先輩だ。
私今その先輩と弾いてるのか…。なんだか変な感じがした。
先輩との演奏は、何度やっても慣れない。いつでも、新鮮。