「じゃあ颯斗、音楽棟職員室に4時ね」
「おう」

そして愛梨が先輩に向かって言った。
「あ、桜田先輩、くれぐれも練習室で風音のこと襲ったりしないで下さいね」

ぎょっとする先輩と、吹き出しそうになる私と光貴君。。

「襲わねぇよ…」

2人で廊下を歩くのも、付き合ってるってだけで安心感がある。
両想いなんだよね、私達。

何の目的で練習室に行くとかなんて、考えていなくて、私はただこうして先輩と校内でも一緒にいられることは嬉しかった。