帰りの会が終わって下駄箱に行くと、いつもの場所に先輩はもういた。

私は先輩と目を合わせると、何も言わずに靴を履き替えた。
今から私、告白するんだな。
でも、できる気がする。これだけ遠回りして、出た答えだもん。これ以上迷わない。

二人で並んで歩き、他愛もない会話が始まる。いつも通りの先輩。私はいつも通りじゃないよ…。
話してても上の空で、タイミングはかってる。。