「えーっまじですか…」
「お願い〜帰り駅まで車で送るからさぁ、ね?」

そう言われたらやるしかない。あの長い暗い寒い道のりを歩くよりかはましだ。

「や、やりますっ」
私は2つダンボールを重ね持ち、階段を下り、昇降口へ運び出した。

職員室に戻り、またダンボールを積む。
「助かるわあ、ありがとね〜」