職員室に入ったと思うとまたすぐ出てきて、
「夏木ちゃん!」
私に手招きしてる。

「…なんですか?」
「いいからいいから!ちょっと来て!」

な、何……
私はのこのこと職員室に入っていった。
主任と私以外に誰もいなかった。

「これ!外に運んで欲しいんだけど、手伝っていただけないかしら〜」
と、無残に積んであるダンボールを指差す。