それはまるで、誰かが駆け引きを操ってるみたいにうまい具合のタイミングで私を刺激し、うまい具合に、忘れたり、呼び起こしたり。

そんな感じで、自分がどうしたいかもわからない宙ぶらりんな状態で新学期のときは刻々と刻まれていった。

重奏のグループも変わるし、私たちが交わるところはもうどこもない。

もうそれでよかった。