「ちょっと風音!」
愛梨の声が廊下に響く。私は無視して走った。
もしかして立ち止まってたら何か話せたかもしれないのに。
それでも、もう辛くなるだけ。話したら絶対好きになる。もうこれ以上嫌だ。好きになりたくない…。初めから、いらない。
好きになった以上、自分が一番じゃないのは辛いことだから。
愛梨の声が廊下に響く。私は無視して走った。
もしかして立ち止まってたら何か話せたかもしれないのに。
それでも、もう辛くなるだけ。話したら絶対好きになる。もうこれ以上嫌だ。好きになりたくない…。初めから、いらない。
好きになった以上、自分が一番じゃないのは辛いことだから。

