こんな人が私に一体何の用なんだろう。人違いにしか思えない。でも緊迫した空気に何も言えずただついていった。

「あの…どなたですか?」
「普通科の2年だけど」
わかってます。
喋り方がきつい。

私達は階段を降りて下駄箱に来た。
雰囲気からして決していいことではなさそう。彼女は私と向かい合うと、ぎょろっと私を見てこう言った。