私は今日こそ絶対、と思って3年生の教室まで行った。

「あっ、光貴君…」
「風音ちゃんじゃん!どうしたの?」
私が教室をのぞいていると、幸いちょうど光貴君が出てきた。

「あの、CD受け取りました。ありがとうございました。」
「いやいや」
「で、あの、桜田颯斗先輩……いらっしゃいます?」
「颯斗⁉︎ あぁ、ちょっと待ってね」