3月に入った。まだ、全然冬。朝は特に寒いな…。
私はポケットに手を突っ込んで駅から学校の長い道のりを歩んだ。
毎日が来るのが待ち遠しい。ときめきが後を絶たない。
近道の、川沿いのガードレールを跨ぐ。防寒具を身につけているため、冬はここを跨ぐのも一苦労。白くなったスカートをぽんぽんとはたいた。
「うっわ……」
「ん、あ…おはよう先輩」
うっわ、って、こっちの台詞だよ。
まったく、本当女子力ないとこばっか見られてる気がする。
見られたくない時に限って遭遇する。
私はポケットに手を突っ込んで駅から学校の長い道のりを歩んだ。
毎日が来るのが待ち遠しい。ときめきが後を絶たない。
近道の、川沿いのガードレールを跨ぐ。防寒具を身につけているため、冬はここを跨ぐのも一苦労。白くなったスカートをぽんぽんとはたいた。
「うっわ……」
「ん、あ…おはよう先輩」
うっわ、って、こっちの台詞だよ。
まったく、本当女子力ないとこばっか見られてる気がする。
見られたくない時に限って遭遇する。

