「はあ……」
妹が出てくのを確認したお兄さんはため息。何のため息だろう。

「全く余計なことばかり…」
ぶつぶつ言いながら再びちゃぶ台の前に腰を下ろす先輩。

「……ツンデレ」
私も先輩の隣に座る。
「うるせ」
ぱくぱくとクッキーを口に放り込む先輩。
「先輩にあんな可愛い妹もったいない」
「あ?そんならやるよ」
「え?ほんとにもらっていいの?」
「……」
「あ、だめなんだ」