「風音、今日レッスンある?」
「何もないよ!」
「本当?それなら待っててくれない?あたし8限目声楽だけど30分で終わるから、一緒に帰ろ」
「いいよ!」

私は愛梨を待つために放課後学校の練習室で練習することにした。

とにかく来週のレッスンまでに、ショパンのエチュードをどうにかしなきゃ。演奏試験もあるし!