「…何だよその顔、なんか文句あんの?」
先輩が怪訝そうにこっちを見る。
その顔⁉︎ 私なんか変な顔してた?

それはともかく、モーツァルト合わせるなんて聞いてません!

「先輩いぃ…私モーツァルトなんてやってないですよ…?勘弁してくださいよ、まだ知って2日ですよ…?」

後ずさりをしていると、すかさず腕を掴まれた。
「それがどうした。行くよ」