天国

恋愛(その他)

紫陽花&紫陽花/著
天国
作品番号
923914
最終更新
2013/08/06
総文字数
1
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
私は大分前からこの真っ白な世界にいる。今何月何日かもわからない。心のなかで思っている人の顔が
目の前のスクリーンに写る。その人の笑顔を見ると泣いてしまう。大分前に1人のお婆さんが私に言った。「ここは天国さ。私は現実の世界に家族を置いてきぼりにしてしまった。それを思うと目の前に顔が出る。不思議だろう?まぁゆっくりしていけばいいさ」
そう言うとその人は消えていった。そう私もある人を置いてきた。私は結婚式場に向かう途中で車に跳ねられた。そして戻らぬ人と
なった。最近はあの人を
思うと幻聴さえも聴こえるようになった。いるはずが無いのに…だか、その声は今までとは違った。だんだん近づいてくる。そして
はっきりと後ろから呼ばれた。振り替えると、あの人がいた。変わらない私の大好きな笑顔で
「待たせたね。ごめんな、おいで」
私は「待ちくたびれたよ…でももう大丈夫!」
…なぜならもう1人で
泣くこともない、苦しみから解放され、これからは
二人で居れるから…

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