美月「へ、…」

美月ちゃんの
綺麗な目から、

涙がとめどなく溢れる。

亜美「きっと、
何かあったんだよ。

ひっ、く、…

ふーー。


私達の事、
嫌いになったんじゃ無いと
思う。」

言葉を、詰まらせながらも、
一つ一つ、冷静に伝えた。


美月ちゃんの涙は、
とても綺麗。

朝露の様に光り輝く宝石
の様。

でも、

亜美「その涙は、

悲しい時に流してちゃ、


勿体無いよ!


嬉しい時に流すから、

み、…

美月、ちゃっ、んの、

涙は、宝石なんだよ、


綺麗、なんだよ?」

泣くのを
必死に堪えた。

美月「うわぁん

亜美ちゃん!

無理だよぉ。

三人は、
あたしの、涙の、ひ、っく、

原石、なんだもんー!」


亜美「そうだね。
でも、悲しい気持ちで磨いちゃ、

霞んじゃうよ?

悲しい心でみがいても、

透き通らないの。

悲しいときは、
心を磨くの。

心を透き通らせて…
原石を磨く、
準備をするの!




そして、
嬉しいときに、
原石を磨くのよ。

透き通った、
綺麗な、綺麗な

宝石になるから!」