奏春高校 ☆青春のラブストーリー☆+番外編


「…あ、ありがとう。」

葉君はあたしの指に指輪をはめた。

誕生日なんて、忘れていた。
今日は、あたしの誕生日だった。


オレンジの夕日にてらされ、
指輪のうえの石が輝く。

葉君はにこにこしてあたし
を見つめている。

「どういう事?」

葉「俺と美月は、亜美のプレゼントを

選んでたんだよ。

忙しかったのは、それ買う金集め。
バイトだ。」


「……そう…なの?」

葉「ああ。」

葉君はコクリと頷く。

「浮気じゃないのね?」


葉「亜美より愛してる奴なんか

いない。」

「…うん。」

葉「本当はさ、今日、レストランにでも

誘おうと思ってたんだ。」

「え?」

葉「だけど、亜美に無視されるし、

このまま誘うのは無理だったから。」

「違う日にしようと思って?」

葉「だから、言えなかった。ごめん。」

「…。っううん。あたしの方だよ。

あたしが早とちりで…

浮気…とか、するわけないのにね。

あたし、彼女失格。