「パァーッ」っと視界が白くなって、
私は意識の底へと落ちた…


ハッ!

目を覚ますといつも通りの私の部屋だった。

ただ、いつも通りじゃなかったのは、
机の上にあの薬が置いてあったこと。

やっぱり夢じゃなかったんだ…

パソコンには新たにこんな文字が書かれていた。


「これを飲むと、24時間後に貴女は
記憶を失い、声も失います。
ですが、目を覚ました時、貴女の願いは叶っています。
お好きな時に飲んで頂いて結構ですが、
今日から1週間経つとこの薬品は消滅します。
消滅した場合、もう一度当店にアクセスすることは不可能ですので、ご了承ください。
貴女の願いを口に頭に浮かべながら一気に飲み干して頂くだけで結構です。
それでは貴女の願いを叶えてください」