普段は人の目に写らない。 強い憎しみを抱いた人間にしか、わからない。 そんな小さな骨董屋がある。 美貌の店主は客に問う。 ーー 命を掛けて叶えたい願いはありますか? 幸せと、その魂と引き換えに その願いを叶えましょう ーーー 私? はい。 この骨董屋の主人でございます。 悪魔でも骨董屋でございますよ。 【オルゴール・完】