「玲奈さん!これ見てください」
一人の参拝者が玲奈の元に興奮した様子で寄ってきた。

近づいてきた彼の手には一つの本があり、彼はその本を怜奈に渡した。

「これは?」

「わかりません。でも、その中の最初の頁に不思議なことが書いてあって」

男は汗を拭きながら、怜奈に説明した。

男に促され、本を開き文を読んでみた。

『私の