春斗「後で俺の部屋に来て教えてくれると嬉しいです」 俺は姉ちゃんにそう言いながら、洗面所を出ようとした。 けど…………………。 ガシッ 春斗「え?」 俺は今の状況をイマイチ理解出来ていない。 なんで姉ちゃんに掴まれてるの? 愛菜「なんで頭の悪い私に分からない問題を聞くの?」 え、なんでって。 春斗「姉ちゃんは高3だから、高1の問題なら出 来るかなって思って」 俺は少し遠慮気味に言った。 姉ちゃん、断っちゃうかな。