俺はまだ姉ちゃんと話したいことがたくさんある。 それに、嵐たちとまだ楽しくつるんでいたい。 俺はまだ生きたい。 けど、どうすれば向こうの世界に帰れるの…? パアアアッ ……っ!? 突然、俺の周りが光り始めた。 「愛菜を…私たちの娘をよろしくね」 え? 聞き返そうとしたけど、光がより一層すごくなって、女の人と男の人は見えなくなった。 ちゃんとした確信はないけど、あれはきっと姉ちゃんの両親だと思う。