「な、なに突然?」

愛菜「私、この家を出て行くことにしました」

そう言うと、さっきよりも驚いた顔をする。

「なに言ってるんだ。第一、家がないだろ?」

お金なら結構持ってるよ。

モデルやってるんだから。

まぁ、この人たちは知らないから無理もないよね。

愛菜「お金ならあります。住む家も見つけました。それと少ないですけど受け取って下さい」

私はお金が入った紙袋を渡す。