由衣「僕さぁ、愛菜のことどうでもよくなったんだよね」

どうでもいいわけなんかないよ。

すごく大事。

僕は思っていることと、逆のことを言う。

由衣「何か、もう好きじゃなくなった」

本当は好き。

出来ることなら別れたくない。

由衣「愛菜なら、すぐに僕以外に良い男が現れるよ」

愛菜には春斗くんがいるよ……。

由衣「愛菜、別れよっか」

この言葉を言葉にした途端に泣きそうになった 。

自分が言った言葉なのに。